SLAとSLSとは
FDM(熱溶解積層)に次いでよく使われる3Dプリント方式がSLA(光造形法)とSLS(粉末焼結積層造形)です。どちらも高品質な造形が可能ですが、原理・特性・用途が大きく異なります。
SLA vs SLS:主要項目の比較
| 比較項目 | SLA(光造形) | SLS(粉末焼結) |
|---|---|---|
| 表面品質 | 非常に滑らか(Ra 0.2〜1.0) | やや粗め(Ra 4〜8) |
| 寸法精度 | ±0.05〜0.1mm | ±0.1〜0.3mm |
| 強度 | 中程度(脆い傾向) | 高い(靭性あり) |
| サポート材 | 必要(除去跡が残る) | 不要(粉末が支持) |
| 対応材料 | 各種レジン | PA12・PA11・TPU等 |
SLAが向いているケース
- デザインモデル・展示品:滑らかな表面で見た目重視の試作に最適
- 精密部品の試作:高い寸法精度が必要な場合
- 医療・歯科モデル:生体適合性レジンを使った用途
- 透明部品:透明レジンで光学部品の試作が可能
SLSが向いているケース
- 機能部品・実働部品:高い靭性と耐久性が必要な場合
- 複雑形状・中空構造:サポート材不要で自由な形状設計が可能
- 小ロット製作:1回の造形で複数部品を同時製作できる
- ヒンジ・スナップフィット:繰り返し変形に耐える部品